12.21学習会「カジノの何があかんのですか?」

カジノをめぐる ええとこ、悪いとこ
洗いざらいチェックのトークと演劇。

12月21日(土) 13:30 ~16:00 蛍池公民館

参加無料
一時保育あり(事前にお問合せください)

お問合せ先 大阪カジノに反対する市民の会 メールinfo@nocasino.net Fax06-6843-0761

日時 2019 年12 月21日( 土)  開場13:00 開演 13:30 終演16:00
会場 豊中市立蛍池公民館第1集会場 阪急蛍池駅前・ルシオーレビル5 階
主催 大阪カジノに反対する市民の会
協賛 あかん!カジノ女性アピール、大阪いちょうの会、大阪を知り・考える市民の会、カジノに反対する大阪連絡会、カジノ問題を考える大阪ネットワーク、市民のための行政を求める会、STOP!カジノ大阪、どないする大阪の未来ネット


カジノあかん!夢洲あぶない!

カジノはもうかるってホンマですか?
大阪府・大阪市は、2024年にIR・カジノ施設を、2025年に万博を、いずれも大阪湾に浮かぶ夢洲に誘致する計画を進めています。
カジノは、賭博(ギャンブル)です。吉村知事、松井市長は「カジノはもうかる」、「雇用が増える」、「関西経済を活性化する」と言っています。賭博で一番もうかるのはカジノの胴元=運営業者です。しかし、カジノの運営業者は外国のカジノ業者です。米大手投資銀行「シティ・グループ」が出している、日本でカジノが開かれた場合の市場予測によれば、最大「150億ドル」と見積もられている日本のカジノ収入の内訳は、外国人観光客からの収入はたった「33億ドル」。8割近くを日本人客からという想定です。もうけの大半が日本人客だとすると、本来地元で消費されていたそのお金が、外資に持っていかれるということではないのでしょうか。
ほんまにカジノを呼んできて、わたしら大阪のみんながもうかるんですか。

IR・カジノには一切税金使いません
民間事業者がおおさかに投資してくれるんです
松井市長は、「公金は1円も使いません。逆に毎年700億円入ってくる」と言っています。IR・カジノを作ろうとしている夢洲は、もともとは土砂や浚渫土、一般廃棄物などの処分場です。一部が大規模コンテナヤードとして稼働している以外、いまも埋立中の土地です。施設建設のためには、わざわざ土を買って早急な埋め立てが必要です。しかも上下水道や交通インフラなど、大規模な集客施設を作るには何も整備されていません。大阪市は、夢洲の埋立のために今年度予算で2,700億円を支出する予定です。上下水道をはじめとする整備は、土地を提供する大阪市の負担です。また、地下鉄の延伸には400億円もが必要といわれています。これらの整備予算は、我々の税金ではないのでしょうか。ほんまに1円も税金使わんのですか。

「夢洲あぶない!」の声が高まってます。
夢洲の4分の1はコンテナヤードとなっており、大阪の経済発展を担う貨物の集積地です。埋立後は、工業地として利用することになっているため、地盤は弱く、高層ビルや巨大集客施設が建てられるようにはなっていません。ましてや、30年以内に、マグニチュード8~9クラスの巨大地震が70%~80%の確率で発生するといわれている南海トラフ地震。人工島での地盤沈下や液状化は専門家も指摘しています。
昨年の台風21号では、夢洲の護岸は破壊され、40フィートのコンテナが飛ばされ、数多くが海に流される被害があったと伝えられました。松井市長は、「夢洲は関空より地盤が高く問題ありません」と言っていますが、こんな危険な場所にIRだ、万博だと言って、大勢の海外からの観光客を集めて大丈夫なんですか?

ギャンブル依存症対策の予算も内容も明らかになっていないけど、
「ギャンブル依存症対策も万全です」
ギャンブル依存症は本人だけでなく、まわりにも被害を及ぼすと聞きます。「重症のギャンブル依存症患者では6人が影響を被る。中程度では3人、低い程度であっても、もう一人の人が影響を被る」という調査結果があるそうです。(2014年 オーストラリア ビクトリア州の調査)
それでも松井市長は「ギャンブル依存症対策も万全です」と言い切っています。しかし、どういう対策なのか、予算も含めて明らかになっていません。

ええことばっかり言うてるカジノ推進の意見も、「あぶない」「こわい」と言うてる反対意見も、ほんとのところはどうなんか、すみずみまでチェックした内容を大公開します。

日本では賭博行為は、刑法185条および186条(賭博及び富くじに関する罪)で禁止されています。IR・カジノ法は特例を認めるもので、日本の賭博を条件付きで合法化しますというものです。

日本でも受けた収益は、そのまま本国に持っていかれます。しかも、もうけの大半は関西一円の日本人客の懐から取り上げられるのではないかと思われます。