平和と民主主義をともにつくる会・かながわ

大阪カジノを許さない!9.8スタート集会に参加されたみなさまに熱烈な連帯のアピールを送ります。

まずなにより、先日の台風21号によって多大な被害を受けられたみなさまに心からお見舞い申し上げます。

横浜市の林文子市長は、一昨年のIR推進法成立を受け「カジノを含めたIR導入は横浜の持続的経済成長のためには必須」と、横浜港山下埠頭への誘致にノリノリの発言を繰り返していました。しかし、昨年7月の横浜市長選を前に市民の間に反対の声が高まっているのに合わせ、「白紙に戻す」と態度を変えました。撤回ではありません。

案の定、この7月国会でのカジノ実施法成立に合わせるかのように、8月20日カジノ誘致にむけた業者説明会を行っています。参加した22社のうち9社がアメリカなどのカジノ運営会社です。あくまでも誘致可否の検討のためとしていますが、ここ4年間、毎年1000万円計4000万円もの調査費を計上し続けているのです。世論を見ながら、誘致へと舵を切ろうとしています。

誘致を予定している山下埠頭は、観光スポットの山下公園などがあり、横浜港の中心です。横浜港の事業者に影響力を持つ港運協会も反対しており、市民の間にも反対の声は根強くあります。しかし林市長のバックについている菅義偉官房長官が「観光立国を目指す日本の新たな起爆剤になる」とカジノ横浜誘致に躍起になっていて地元の政財界にも影響力を持っています。まさに安倍政治との闘いだと考えています。

私たちを含め多くの市民団体が、カジノの横浜誘致に反対し、活発に活動しています。来年の統一地方選は、このカジノ誘致が重要な争点になります。横浜市はこのカジノをはじめ、みなとみらい地区や大企業むけの大型公共事業に多くの予算を割いてきました。20ある政令指定都市の中で中学校給食未実施の最後の都市になってしまいました。横浜市政を市民の生活・福祉・教育重視の市政に変えていくためにもカジノ誘致にストップをかけていこうと考えています。ともにがんばりましょう。

 

2018年9月8日

平和と民主主義をともにつくる会・かながわ

共同代表  青島まさはる